モティマーにソファーを追われたフリックさんは
お腹が空いたのか飯を自分で用意して食ってました。独身男性の一人寂しい食卓です
(僕も昼ご飯を…)
ルックがご飯の用意をしようとしていたら、じーっと見てるセイさん
それでも、自分の分オンリーなルックさん
「……そうきたか」
自分も欲しいならそう言えば良いのに……腕組んで、とても不服そうなセイ
ルックさん、その視線から逃れるように背を向けて立ち食いです
フリックさんは、早々に飯を食い終わり。火の粉を浴びないよう、逃げる様に皿を片付けに行きました
「いーよいーよ。それなら自分で作ってやるから」
えー?! 作れるのおぼっちゃーーん!!?
「カイが料理する時、傍で見てたし。真似すればなんとかなるなる、これくらい」
思いの他見事な包丁捌き。指も切らなかった
「ここがシチューのかんどころ〜」
作ってるのシチューじゃないけどね
料理スキル0のくせに、期待した火事も起こさず……
「でーきたっと」
そうだな。お前はそういう奴だったな。何でも出来る嫌味な奴だよ
セイが黙々と料理を作ってる横では
「やー、相変わらず金欠でよー」
「僕もそうですよ。一人暮らしって、何かと出費が嵩むんで……」
「おう、お前もか。なんだよ、金借りようと思ったのになぁ」
「あはは、貸せるほど無くて申し訳ないです」
和気藹々と会話中の、ジョウイとビクトール
「ま、そんなら飯食ってって、食費浮かせてけよ」
「あ、良いんですか?
それならお言葉に甘えて……」
頂きます
作ったのビクトールさんじゃないんですよジョウイさん
後ろで明後日の方向見てる作り主に断り入れて!
黙って食うと怖いから!!
あと、味の保証は出来ませんよ。不味くても文句言っちゃ駄目よ。魂食われかねませんからね
つか、わざわざ作ったくせに食べないのかセイ。やっぱ訳わかんねーナお前
とか思ってたら、ルックにも持っていかれました!
「さっき食べたくせに、まだ食べるのルック。今は良いけど年食ったら太るよ」
「心配には及ばないよ。そもそも食べないしね、こんな危ない物」
(……すげぇ嫌味を……)
うっかり冷戦現場を見たビクトールさんは凍結中
ルックさん。食べない料理を持って、何処に行くのかと思っていたら……え
別角度から
あ、足元ーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!?
ふ、踏ませたよオイ!!
なんだこの陰湿な虐め!!!
いくらいつも虐められてるっつってもそりゃないよルックさん!!!
……しかし当の本人は
「ん? なんか踏んだけど……ま、いっか」
踏んだのは自分で作った飯ですよセイさん。気にしないにも程がある
しかも立ち食いだし!!
ルックも立ち食い
ジョウイはちゃんと座って食べてるのに。セイもお坊ちゃんのはずなのに
元帝国貴族のくせに、強制アウトドアや野宿ライフをしまくってた所為か。すっかりワイルドになってしまわれて
って言うか、食ってるよルックも。食わないって言ったんじゃないのか…良かったねルック、セイは気にしてないみたいだよ
足元に皿放置でも気にしません、セイさんは
片付けも自分でします、セイさん
あんた本当はセイじゃないだろ?! 何者だきしゃまーーーーーーーーーー!!!!(某MS乗りの声で)
「片付けくらい出来るんだから〜ちゃんとしないとね〜グレミオに怒られちゃう〜」
初めての料理が上手くいったのが嬉しかったのか、ご機嫌です
皆も続々とお片づけ
モティマーは二皿目です。因みに一枚目の皿は、ビクトールさんが下に持ってるやつ
まぁ、お客様ですからね。多めに見てやるよ
綺麗好き度0なのに……
自分のトイレも流さない彼が、人の放置した皿を片付けている……
「ビクトールー、そんな事したら槍が降っちゃうじゃないか。屋根がないから串刺しになるよ、僕等」
槍が降るとしたら、あんたの奇行も充分一役買ってるよ
お客様なのに……
「頂いたんですから、これくらいは……」
元々謙虚な青年なんですよ、彼も。元皇王でも、ちゃんとお片づけはしますとも